ニュースサイトも出版社もブロガーを最後の職業にできなかった理由

ブロガーは現代の「最後の職業」になれるのだろうか?

「小説家は最後の職業」という言葉は聞いたことありますか?

中の人もうろ覚えだったので、この記事を書くにあたり調べ直しました。

こんなこと言うのは村上龍あたりだろうと見当をつけて、「村上龍 最後の職業」とググってみると…

 

やっぱり!

 

こんなクサいこと言うのは村上龍しかいないよな。

(田舎出身の小説家は、都会出身の小説家に比べて気取った言い回しをする)

 

そんで、どういう意味かというと…

作家の条件とはただ1つ、社会に対し、あるいは特定の誰かに対し、伝える必要と価値のある情報を持っているかどうかだ。伝える必要と価値のある情報を持っていて、もう残された生き方は作家しかない

13歳のハローワーク 公式サイトより

作家というと、やはり小説家、物語を書くひとを思い浮かべます。

「伝える必要と価値のある情報」を想像力で物語に落とし込み伝えるひと、中の人はそう理解しています。

 

しかし、よく考えてみると「伝える必要と価値のある情報」は物語ではなくてもいいんじゃないか。

特に現代では、インターネットが普及し、SNSやブログなどで手軽に情報発信ができ、

実際のところ専業、兼業を問わずブロガーという人達が沢山います。

 

ところが、このブロガーという人達、どうも村上龍がいう作家と共通点があるように思います。

 

それは、「残された生き方、あるいは手段がブロガーしかない」ということ。

兼業でやってる人でも、社畜はもう限界、なんとかブログで生計を立てたいとか、

色々やったけどうまくいかなかった、もうブログで一発当てるしかないとか、

そんな人達が多いこと多いこと…。

 

それに、成功している有名ブロガーなんかも、この人達、これがなかったらどうしてたんだろう、

という人が多いように思います。

 

つまり、現代ではブロガーが最後の職業になりつつある。

 

そうかと言って、「伝える必要と価値のある情報」を持ち、インターネットで手軽に発信できても、

それを現金化できなければ、当然食べていけません

 

インターネットが普及するまえ、「伝える必要と価値のある情報を持っていて、もう残された生き方は作家しかない」という人たちの受け皿になったのは出版社でした。

今ならば、ブログのプラットフォームやニュースサイト、ニュースアプリを加えてもいいでしょう。

 

しかし、これらの会社は、ブロガーを現代の最後の職業として機能させることが出きていないのではと思います。

現代ではブロガーが最後の職業になりつつある、と書いたのはそのためです。

 

売り方を知らない出版社

出版社など話にもなりません。

 

本が売れなくなったと、よく聞きませんか?

その理由として挙げられるのが、人々が本を読まなくなったからだと。

そんで、それに拍車をかけたのがインターネットだと。

 

でも、ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。

本が売れなくなった、人々が本を読まなくなった、インターネットが普及した…それならば、

人々がどうやったら本を読むようになるか、

インターネットを使って何ができるか、

考えればいいじゃね。

 

本が売れなくなったとは言え、人々が誰かの意見を聞きたい、という需要はいつの時代でもあります。

事実、有名無名を問わず、ブログ記事はあらゆるサイトでよく読まれています。

 

インターネットが普及するまえ、「伝える必要と価値のある情報を持っていて、もう残された生き方は作家しかない」という人たちの受け皿になったのは出版社でした。

彼らの考えを本にパッケジーングして出版し、現金化したのです。

 

でも、出版が「本」を売ることではなく、「伝える必要と価値のある情報」を売ることだと考えれば、

作家でなくても、ブロガーでもいいのではないでしょうか。

そんで、本というパッケージにこだわらなくてもいいんじゃないでしょうか。

 

出版社にそういう発想があれば、インターネット黎明期にいち早くブロガーに目をつけ、

彼らのブログのプラットフォームを作って記事を配信し、

そのサイトのマネタイズと記事の出版というビジネスモデルが出来たんじゃないかなぁと。

 

でも、出版社がやっているのは今でもなんとか賞で、

京大出身だとか、ただ若いとか、芸人とか、多少話題になりそうな作家を見つけてきて、

一般のひとがエンタメ小説と純文学の違いも分からないのをいいことに、

才能がないのに「この人すごいんですよ」とでっち上げることだけです。

 

ポテチを買って、中身がなかったらビックリしませんか?

考えは、目には見えないものです。

だから、立派な包装をして売り出し、中身が入ってないじゃないかと怒っても、

出版社はこう言えるのです。

「それは、あなたには見えないから」だと。

 

いい商売だよなぁ。

でも、売れてないけど。

だから売れてないんだけど。

 

次にニュースサイト、ニュースアプリについて考えてみます。

 

PV手形しか振り出さないWEBメディア

皆さんご存知かもしれませんが、大半のニュースサイトは記事の提供を受け、それによって収益を上げています。

 

つまり、他人が書いたものを載せるだけでお金を稼いでいるのです。

 

既存メディアがいち早くWEBでのビジネスモデルを確立できなかったからと、ブロガーが個人で力が弱いからつけ込まれてるんですねぇ。

 

では、これらのWEBメディアはどうしてるかというと、リンクを貼ってアクセスを誘導するだけ。

PV手形を振り出し、あとはそっちで現金化しろというわけです。

 

イケダハヤトさんやちきりんさんのように、

名前自体がブランド化し、ルイ・ヴィトンとかシャネルみたいになって、

つまんない記事やツイートでもイイネやRTが沢山集まるほどになれればいいですが、

スマホがこれほど普及しブロガーも腐るほど現れるようになるとなかなか難しいです。

 

あと、上記WEBメディアの一部で、ひとが書いた記事で小金を溜め込み、

既存メディアからひとを引き抜いてオリジナルの記事を始め、

「うち、メディアですから」なんて言ってるとこが現れ始めてますが、

空き缶集めてるオジさん達と何が違うのかなぁと思ってしまいます。

 

(それからGoogleの検索エンジンも問題で…長くなるのでそれは省略…)

 

では、ブロガーが最後の職業として機能するにはどうしたらいいでしょう?

 

ブロガーよ。そろそろ連帯しろ。

結論から言うと、個人のブロガーが連帯し、それぞれの読者をシェアして、プラットフォームを持ち、WEBメディアに対抗できるPVと影響力を持つしかないんじゃないかと思う。

とは言っても、ブロガーは「残された生き方はブログしかない」という、

一般社会には馴染めないアウトローが多いのではないでしょうか。

 

そんな人達が集まって、プラットフォームを立ち上げるとなっても、

意見が合わず、あるいは互いに譲らずで、うまく運営できないかもしれない。

 

そこで提案したいのが、ブロガーエージェントという職業

日本では少ないですが、海外では作家にエージェントがついています。

リテラリーエージェントと呼ばれる仕事です。

 

基本的に海外の作家は直接に出版社と交渉せず、このエージェントがやってくれます。

交渉などをやってくれるので、作家は書くことに集中できるわけです。

 

 

もちろん、今はインターネットがあります。外部との交渉だけではもったいない。

ブロガーを何人か抱え、彼らのメディアプラットフォームを作り、そして外部との交渉もする。

ブロガーがこれだけ増えたのだから、そろそろこういう人達が現れてもいいんじゃないでしょうか。

 

仕事をまとめるとこんな感じかな。

  • ブロガー達の記事を配信するプラットフォームの立ち上げと運営
  • プラットフォームのマネタイズ
  • 外部のメディアへの掲載、出版、原稿料などの交渉
  • 無名ブロガーの発掘と育成

 

こんなプラットフォームが増えれば、ブロガーの地位の向上につながります。

WEBメディアに「金払えー!」と言えるようになるし、

今までと違った言論界というものができると思います。

 

そしてなにより、「伝える必要と価値のある情報」を持っていて、

「もう残された生き方はブログしかない」というひとの受け皿に、

ブロガーが最後の職業として機能するのではと。

 

ブロガーの皆さん、どう思いますか?

 

 

追記

今回の記事は、今考えていることを簡単にまとめたものです。

うまく言えなかったこと、書ききれなかったことなどもありますがご容赦下さい。

 

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