エタ・ヒニンとしての派遣社員【前編】

突然ですが、サラリーマンの皆さん、

派遣社員を差別したくてウズウズしていませんか?

 

こんなことを言われたら、戦後教育を受けて立派な偽善者になった

善良な社畜の皆さんは躍起になって否定するだろう。

 

昨今、セクハラやパワハラが問題になっている。

管理職者なら「ウチでは雇用形態に関わらず平等に扱うように…」

法務部なら「コンプライアンスがうんたらかんたら…」

人事部なら「定期的に研修会を行って社内での周知に…」

と言うだろう。

 

でも…あれ?

ちょっと…おかしくない…?

 

本当に何もないなら、

「派遣社員を差別?なにそれ?」

となるんじゃないだろうか?

 

派遣社員をエタ・ヒニンのように扱っているから

「コンプライアンス」を意識して、

「定期的に研修会」を行い、

わざわざ「平等」に扱っていると言っているのじゃないですか。

 

でも、責めてるんじゃないんですよ。

むしろ同情しています。

 

派遣社員がエタ・ヒニンなら、

社畜の皆さんは、現代の百姓だもん。

 

ここで、ちょっと時は遡って江戸時代。

江戸幕府の経済基盤は米だった。

安定した米の生産がなければ、幕府の財政は立ち行かなくなる。

そのために幕府は税収を安定させるため、身分や五人組などの制度を作り、

社畜の皆さんのご先祖であるお百姓さんを田畑に縛り付けた。

 

それから、時は進んで明治時代。

四民平等で身分はなくなり(いちおー)、戦後の新憲法で職業選択の自由も保障された。

 

だからと言って、田んぼや畑から解放された社畜予備軍たるお百姓の皆さんに、

あっちへふらふら、こっちへふらふらされては、国は安定して税金を搾り取れない。

 

そこで、偉い人やお金持ちが高級料亭に集まって、

あーだこーだと議論したとかしないとか…。

 

とにかく、いつの間にか「憧れのマイホーム」という虚構の価値観が生まれ、

だまされやすい社畜の皆さんは、建売住宅や分譲マンションをこぞって買うようになった。

鶏舎のように狭い建売住宅や分譲マンションでも、

サラリーマンの給料では、20年、30年のローンを組まなければとてもじゃないが買えない。

 

江戸時代、お百姓さんを田んぼや畑に縛り付けたように、

サラリーマンにローンを払わすことで労働に縛り付けることに成功したのだ。

そうとは知らない社畜の皆さんは、

偉い人やお金持ちの、高級レストランの食事代や愛人の費用を、

さらには、どっかの前知事のような自分を特権者だと思っている政治家の

暇つぶしの漫画代や絹の洋服代をせっせと賄っている。

 

 

うっぷん溜まっていませんか、社畜の皆さん?

 

夢のマイホームを買ったはいいが、

毎日毎日、ぎゅうぎゅうの満員電車で会社に通わなければならない。

アウシュビッツに送られるユダヤ人が乗った列車でさえ、

もうちょっと広かったと思えるほど混んでいる。

アウシュビッツに送られるユダヤ人

 

女性は女性で、適齢期になれば結婚の圧力が、

会社や友人や社会や親、とにかく全方向から迫ってくる。

特に女性は、自分だけで幸福を確かめられない。

他人から幸福な結婚をしたと思われないと、

自分でも幸福を感じられないかわいそうな動物だ。

自分よりブスの友人が、一流企業に勤めるイケメンと結婚したのなら…

自分はもっと上の男を見つけなければならない。

女性の相手探しはとても難しい。

 

現代は、とかくストレスが溜まりやすい。

手っ取り早い解消法は、

誰かに全てぶちまけてしまうこと。

 

戦後教育で、

立派な偽善者になったサラリーマンには、

それもまた、なかなか難しいのだ。

 

苦しいときや悲しいときは、下へ下へと根を伸ばせ、という言葉がある。

これは、辛いときでも挫けずに努力してさらに上を目指せ、というような意味だ。

 

だが、そんなことを出来るのは、自分の価値観があって、自分の目的があって、

それに向かって努力している一握りの人間だけだ。

そんな価値観も目的もない社畜には、

下へ下へと目を移し、さらに下の人間を探すことぐらいしか出来ない。

 

では、どうしたらいいのだろう?

うっぷんを晴らしたい!

溜飲を下げたい!

このドロドロになった心の廃液を誰かにぶちまけたい!

 

そこで周囲を見渡してみると…

あ!派遣社員がいた!

 

よくよく考えてみると、差別するのにうってつけの存在じゃん。

ある程度までなら酷いことしてもいい条件が揃っている。

なんで今まで気が付かなかったのだろう。灯台下暗しとはこのことだ。

 

では、どうして差別するのにうってつけなのか?

 

…長くなったので続きは次回。

 

次回は、

正社員様がどんな風に派遣社員をいじめているか。

エコと言いつつも、会社がどんな風に派遣社員を道端に

どんどんポイ捨てしているかを書いていきます。

乞うご期待。

後編はこちらから。

エタ・ヒニンとしての派遣社員【後編】

2017.04.21

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